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セラミック棟 設備案内 その4 セラローラー

学科紹介2021年09月15日

『セラローラー』
電動タタラ成型機のことで、真空土練機で練った粘土を布で挟み、設定された厚みで、均一に締まった板状に成形する機械です。

 通常「たたら成型」と言って、うすい板状の作品を作る時は、粘土のかたまりに「タタラ板」という同じ厚みの板を2枚両端に置いて、ワイヤーを使ってスライスします。ただ、大きいものを作りたい時は、粘土のかたまりもその分大きくなってしまうので、そんな時はセラローラーがあるととても便利です。大きさの他に、加圧して伸ばすので、よく締まっていて強度もあります。

 左は、伸ばした粘土に型紙をあてて、同じサイズに切り取って口元を整えて作ったお皿です。同じ形のものをたくさん作る時も、セラローラーは便利です。
 右は、板状の粘土を張り合わせて作った、立方体の作品です。このようにろくろでは作れない、角のあるシャープな作品が作れるのも魅力です。

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