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セラミック系列の2学期の活動について(登り窯焼成体験&薪割り体験と穴窯焼成)

学科紹介2023年03月02日

 <陶芸の森 登り窯焼成&薪割り体験>

 陶芸の森では毎年秋に、敷地内にある大きな登り窯の窯焚きをします。
その登り窯の見学と窯焚き体験に、セラミック系列の2年次生の生徒たちが行ってきました。

 信楽高校にも小さな穴窯はありますが、それをはるかに上回る大きさの登り窯の迫力に生徒たちは驚いていました。窯焚き体験では、1000℃を超える窯の焚き口から炎が噴き出て、そこに薪を投げ入れる作業に戸惑う生徒も何名かいました。生徒たちは焼成作業を体験をさせていただいて、薪窯の過酷さと楽しさを学ぶことができました。
 生徒たちの体験は数時間でしたが、陶芸の森のスタッフの方々は数日間交代で焚き続け、1300℃まで温度をあげていきます。本当に大変な作業です。そんな中でも、生徒たちに明るく指導していただき、ほんとうにありがとうございました。12月の本校での穴窯焼成の前に、薪窯について学ぶ良い経験になりました。
 
 また、薪窯といえば薪、薪といえば薪割りです。安全に十分に配慮して、斧での薪割りを体験させてもらいました。
 簡単そうに見えても、体力とテクニックが必要とされる作業です。最初はうまくできませんでしたが、割り方のコツを指導していただいて、みんな楽しんで割ることができました。この日は天気も良く、最高の薪割り日和りとなりました。

<信楽高校 穴窯焼成>

 本校では12月16日から穴窯焼成を行いました。今回も4日かけて焚き、薪を255束使用しました。焼成作業に参加してくれた生徒たちも1300℃まで温度を上げることができて、達成感に満ちていました。かなり釉薬も溶けて緋色もきれいに出ました。
 こちらの大壺は「第2回全国やきもの甲子園」の第一次審査に選出されましたが、残念ながら搬入途中で割れてしまい、幻の作品となってしまいました。

 このように、校内・校外でのいろいろな体験を通して、よりいっそう陶芸への造詣を深めていってほしいと思います。

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