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火まつりメダルのデザインについて

お知らせ2023年09月19日

 焼き物のまち信楽では、毎年7月下旬に「火まつり」というお祭りを開催します。700本もの火のついた松明を抱えて愛宕山を登り、山頂の陶器神社へ奉納するというお祭りです。
 この「火まつり」のポスターの制作と、参加者へ配る陶器のメダルとストラップのデザインを、信楽高校のデザイン系列の生徒たちが毎年実習として行っています。
今回は、デザイン画が実際にどのように形になり、製品になっていくのかを見ていきたいと思います。

 選出されたデザイン画を元に、実際に粘土で模型が作られ、その模型をもとに石こう型が作られます。

 出来上がった石こう型を使って本番用のメダルとストラップが制作されます。

 本焼きを終えた製品は、青とオレンジの紐がつけられ、ストラップとセットにして、火まつり当日に松明を奉納して降りてきた参加者さんたちの首にかけられます。毎年ストラップを楽しみに参加されている方々もいます。


 このようにデザイン画ができてから、たくさんの工程とたくさんの人たちが関わって、ようやく製品として完成します。
紙の上だけのデザインでなく、作ってくれる人、使ってくれる人のことまで考えて、来年はさらに深みのあるメダルとストラップのデザインを考えていきたいと思います。

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