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セラミック系列の実習について(信楽くるみ作業所見学)

学科紹介2023年09月29日

 セラミック系列では、現在いくつかの専門的な班に分かれて、それぞれ課題研究を行っています。その一つ「型おこし班」は、地域貢献と学校PRをテーマにした作陶に取り組んでいます。現在、安全運転を願うオリジナルキャラクターをみんなで考え、原型の制作をしています。
 しかし、大量生産の制作方法や色塗りのコツなど、経験がないので、まだまだ課題が山積みです。
 そこで、様々な商品を制作している「信楽くるみ作業所」さんへ行き、実際の型おこしなどを見学して、どうしたら自分たちの課題を克服できるかを学びに行きました。

 まず、「信楽くるみ作業所」さんで制作されている商品について説明していただきました。マグネットやピンバッジなど、色々な商品を制作されていますが、どれも細部まで丁寧に仕上げられていて、とてもかわいいです。

 次に、実際に型おこしを体験しながら教えてもらいました。粘土と石こう型を用意していただき、まず職員の方にお手本を見せてもらいました。生徒たちも同じようにしてみますが、ひび割れたり歪んだりしてしまいます。小さいサイズなので簡単そうに見えますが、小さいからこそヒビがあると目立ってしまいます。

 今回生徒たちは型おこしを体験して、原型のデザインによって石こうの型を作る難しさが違うことや、実際に石こう型を使って商品を作る際も、型の形や奥行きを考えながら粘土を押し込むことの大切さなど、いろいろ教えていただき、とても勉強になりました。

 最後に、作業所のみなさんとラジオ体操をして、一緒にお茶とお菓子をいただきました。
 信楽くるみ作業所のみなさん、温かく迎えていただきありがとうございました!

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