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陶芸の森で野焼き焼成をしました。

学科紹介2023年12月07日

 セラミック系列2年次生の特別実習で、滋賀県立陶芸の森で「野焼き」を体験させていただきました。

 今回入れた作品は、生徒たちが9月の特別実習で制作した植木鉢です。(詳しくは「学科紹介」のページの10月5日の記事をご覧ください)

 植木鉢を慎重にもみ殻の中に埋めて、その上に枯れ木や薪を置き、火入れをしました。生徒たちもかわるがわる薪を入れていきます。燃え上がる炎の熱さに動揺しながらも、懸命に薪を入れ続け、3時間かけて焼成しました。火が消えたら、鉄板でしっかり蓋をして、ゆっくりと冷ましていきます。

 5日後、完全に冷めた作品の窯出しをするため、再び陶芸の森へ行きました。灰の中の炭化した植木鉢を取り出し、きれいに洗いました。釉薬がかかっていないので、土と炎と灰の素朴な色がついています。

 実際に植木鉢として多肉植物を植えてみると、土の色が主張していないので植物のグリーンを引き立てていて、とてもかわいらしい作品になりました。

 今回、制作から完成までじっくりと時間をかけて行ったので、普段とは異なる貴重な体験ができたのではないかと思います。
 
 ご協力いただいた陶芸の森の皆さま、どうもありがとうございました。

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