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陶芸部とセラミック系列の生徒たちが、第25回目の穴窯焼成をしました!
スクールライフ2024年01月17日
令和5年12月15日~18日、信楽高校内の穴窯で、第25回目の穴窯焼成をしました。
信楽高校の穴窯には『紫雲窯』という名前がついていて、18年前に築炉されてからは年に1回焼成して(年2回の年もありました)、今回で25回目となりました。
窯詰めは、下の図のように何をどこに入れるか入念に計画し、数か月かけて少しずつ奥から詰めていきます。
窯は3日間24時間焚き続けるので、職員が交代で当番をして薪を入れて温度を上げていきます。日中は生徒たちやOBたちも来て、薪を運んだり窯に薪を入れたりします。
みんなで協力して窯のために作業することで、それが中の作品に影響し、個性や芸術性が生まれてきます。そこが穴窯の大きな魅力です。また、1300℃という高温の炎を直接体感しながら薪を入れ続ける作業も、他のガスや電気の窯では味わうことができない、薪窯だけの魅力です。
3日間の焼成が終わると、焚口にしっかり蓋をして熱がゆっくり冷めるようにします。冷却の加減によって、緋色の発色が変わってきます。
しっかり窯が冷めたら、いよいよ窯出しです。薪で焚いた松の灰が溶けてビードロ(ガラス)となり、作品に自然の釉薬がつきます。
写真のように、同じ窯から出たのに、ビードロ系や赤茶系などいろんな色があります。この様に、作品を入れた窯の位置や土の違いなどで焼き上がりに違いが出るのが穴窯の魅力です。
穴窯は、薪を入れたら簡単に温度が上がるわけではありません。薪の入れ方や本数やタイミングなど、様々な条件によって変わるので、1300℃まで温度を上げるのは大変な作業なのです。
生徒たちは、どうしたら温度が上がるのか考えながら試行錯誤し、目標の1300℃まで上がった瞬間、みんな歓喜しました。
焼きあがった作品たちは、今回みんなで力を合わせて窯焚きした思い出がいっぱい詰まった、大切な宝物となりました。
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